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- 2018.10.27 Saturday
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うぇぶらじ@電撃文庫というウェブラジオがついに最終回を迎えました。
最終回にゲストとして呼んでくださった編集部のみなさま、うえむらさん、三澤さん、ありがとうございます。
月並みな言い方ですが、感慨深かったです。
そして最終回の収録に出演したことによって、自分の中ではいろいろな事に対してひとつの区切りになった気がします。
今ならその中にあった気持ちのひとつが、言葉にできそうです。
おかゆまさきのデビュー作『撲殺天使ドクロちゃん』のイラストを担当してくださった、とりしもさんが、2017年の2月に帰らぬ人となりました。
直後に僕も編集部より連絡をいただき、仕事の都合で通夜には参列できなかったのですが弔電を送らせていただきました。
けれど突然のことが信じられず、いまだに言葉にできないまま1年以上が経ってしまいました。
今でもとりしもさんが、もういないということは、うまく受け入れることができません。
鮮烈な印象と存在感が僕の中にはあり続けています。
とりしもさんが描く可愛らしいイラストの力は、ドクロちゃんがヒットした要因としてとても大きなものです。
とりしもさんが描くキャラクターは、かわいらしいだけでなく、作品のあり方や存在意義を非常に理解されて、その空気感まで丁寧に描いてくださっていたからこそ、ドクロちゃんという作品は多くの方に信頼され、受け入れられたのだと思います。
とりしもさんは、様々なキャラクターに濃厚な魂を次々と吹き込んで下さりました。
キャラクター達の振る舞いはどんどん勢いが増し、魅力的になっていきました(特に南さん)。
というか南さんはドクロちゃんが完結したあとも、スピンオフ作品として連載が続くほどの生命力を持つまでになっていました。
とりしもさんが描く南さんのネームについては、僕はチェックというか、一足先に一読者として見せてもらっている状態だったと思います。
そういう意味では、ドクロちゃんは完結しても、とりしもさんがずっと生かしていてくれていたのです。
とりしもさんが亡くなられたことには、まさか、なんでと言うしか無く、感覚がやはり追いつきません。
本当なら、もっと早く気持ちを書くべきだったのですが、どうしても向き合うことができませんでした。
こうして遅れてしまったことをとりしもさんにお詫びすると共に、とりしもさんのご冥福を祈らせていただきたいと思います。
出会えて本当に光栄だったと思います。
とりしもさん、今までありがとうございました。