進撃の巨人 第二期エンディング 考察

  • 2013.08.20 Tuesday
  • 23:49
なぜか、
進撃の巨人 後期エンディング考察です。
 見比べながら「勝手なことを!」と、おかゆにむかって言うといいですよ…!

 ※壁面に描かれたアートには触れてないです。
こっちはよくわかんない。

 ※壮絶にネタバレがふくまれてるので、そこらへんは自己責任でお願いいたします。



続きを読むから、始まります。
【冒頭、クルミを落とす人物】
 
この人物はおそらく壁中組、壁外組(巨人組)、両者の良心を象徴する女神的存在である。
104期生という運命を後押しした聖母としての影である。
 残酷な世界の、もう一つの側面が、転がり始めた数奇な運命を、落とすべくして落下スタートさせた。
 同時に、聖母が纏う衣服が、ミカサのマフラーを連想させるひだを持っていることは、
おそらくは偶然ではなく、彼女の鉄人的戦闘能力が、この世界の強い母性を連想させるようになっている。

この世の真相を、肉体レベルで実感しているキャラクターは、いまだ作中には登場していない。


【なぜクルミが転がり続けるのか。転がり続けるのはクルミなのか】

予測不可能の軌道を描くことの暗喩。
第二期に限って言えば、この実は104期という運命の中で、一番予定外であったのが壁外組に芽生えてしまった良心である。
本来ならば一直線に進むべき滅びの運命は、人としての心、兵士としての良心が芽生えてしまった、
フードの彼女の心の変化によって予測不能となった。
激しくはね飛ぶクルミは彼女と、本当の彼女を知る仲間達(壁外組)の心、そして同時に、裏切りを知った壁中組の心を表す。



【壁の右側にいる兵士達】

壁を挟んで並ぶ104期生達のシーン。
ここでは一貫して、方向として右が人間サイド。左が巨人サイドを表す。

〔エレンとミカサ〕
 エレンは毅然、迷いの無い瞳で右サイドに目を向けている。それは一貫した巨人に対する敵意である。
 ミカサはエレンと同じ方向を向いているが、その瞳には悲しみに近い虚無がある。
 エレンと共にあり、しかし彼の心が自分には向いていない。心情的には「待っている」状態にある。

〔アルミンとサシャ〕
 アルミンの微笑みは、おそらくは104期のだれもが手に入れようとして、しかし誰も手に入れることができなかったものである。
 常にギリギリの絶望の中にあって、最善の手を打ち出すことのできる彼に、エレンやミカサが運命を預けるならば、エンディングという寓話の中であれ、
 ほほえみを浮かべる資格をもつのは、戦闘最弱の称号を持つ彼しかいない。
 彼の微笑みを守るためにエレンもミカサも刀を握る。
 あと芋女は俺の嫁である。

〔ジャンとコニー〕
 二人が表しているのは、104期生たちが三年間に渡って過ごしてきた生活そのものである。
 コニーはこの時、左を向いているが、彼はバカなのでノーカウントとする。
 バカは時に知らず知らずにボーダーに触れ、平然としている。
 兵士としての暮らしが壁外組を変えてしまったのなら、
 このジャンとコニーの日常性を持って、壁の左サイドに移ることは示唆的である。



【壁の左側にいる兵士達】
〔アニ〕
 唯一カメラ目線を許され、しかも右も左も向いていない。
 アニは二期において裏の主人公である。視聴者は彼女の葛藤に心を重ねる選択肢を製作者より提示されている。
 アニ美人だよね。

〔ライナー〕
 迷いなく左側を向いている。ポジション的にはエレンの対局にある。
 その表情には、ムキになっている、的ねじれがある。

〔ベルトルトさん〕
 壁を壊した張本人が壁に触れ、そして右側を向いて自問自答顔。
 エレンとは別の意味で、ライナーの対局に立ち、しかしライナーと同じ側に立つ。
 彼の表情の中にある迷いは、しかし原作にある彼の動揺を反映していない。

〔ユミルとクリスタ〕
104期舐めのカメラワークの前半の締めであった、ジャンとコニーの今までの日常を表すならば、
後半の締めでは、104期生のこれからの日常を表す。
それは巨人と兵士達の対話である。
クリスタはあえて壁の向こう側、巨人側に立ち、人間サイドに体を向け、ユミルへと訴える。
それは兵士としての日常が、これからの未来に持ち越されることによる、悲劇であれ喜劇であれ、
劇的な反応を物語に与えることを示唆する。



【雨に打たれるミカサ】
この雨はミカサにとってエレンという存在性を表す。
自分を包み、癒やし、満たしていくのにその手からはいつもこぼれ続ける。
エレンの存在、彼の意思は、常に全人類のためにこそ向いており、彼女はいまだ、エレンにとって全体の一つでしかない。
ミカサはそれを諦観に近い冷静さで受け止めている。
一人ぼっちにされ続けるのではないのかというミカサの負の意識が強くでている。



【背面で、壁中の巨人に連結されるエレン】
通常、巨人との合一には、主に体の前面との癒着をもって、操縦体制が作られる。
しかしここでは背面から癒着組織が伸び、エレンはうつむき、あたかも力の抜けた操り人形的態勢が作られている。
これはまだエレンが己の力、そしてその運命に翻弄され、今は彼自身が操り続けられていることを表している。



【多重ブロックの壁内部の巨人型エレン】
この多重ブロックの壁は、街を囲む壁ではなく、エレンの心象の中に存在す精神的壁である。
彼は幼い頃から怒りを抱えていた。
しかし、兵士となっても、ついにそれが果たされることはなかった。
彼が巨人となるまでは。
エレンは巨人となり、人としてのタブーを突破することで、精神的な壁をも突破した。
裏を返せば、この世界では、そうまでしなければ精神的な怒りや悲しみを解放することはできないということになる。


【エレンによる壁の破壊、そして共闘】
エレンという巨人の力を手に入れることにより、兵団は新たな局面に入ることとなった。
エレンの腕の上を駆けるミカサという構図は、もう、文句なしにかっこいい。


【戦闘シーン】
この戦闘シーンに出てくる兵士はミカサ、アルミン、ジャン、コニー、そして俺の嫁である。
壁外組が排除されていることに注意。
それでも彼らは生きて、戦い続けている。


【巡る空の下に立つ104期生】
これは、己の信念に心臓を捧げた、彼、彼女たちの物語である。







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